Febian Reza Pane Live Information

ピアニスト・作曲家、フェビアン・レザ・パネのコンサート、ライヴ情報を掲載しています。Yahoo Blog閉鎖に伴い、旧ブログの内容をこちらに引き継ぎ2019年10月にスタートしました。

カテゴリ: New CD 2018

9/14(金)よりAmazonにてDivine Destinyの販売が始まります。


なお、このアルバムは自主製作なので実は在庫は全て私の手元より出荷しています。
従いまして直接お送りすることもできますので、もし直接入手ご希望の方はメッセージをいただければ詳細をお伝え致します。代金は口座振込になります。

New CDが無事到着し、7/1のStudio WUUソロライヴより販売を開始しました。
今回のアルバムは2014年以降のStudio WUUソロライヴ音源のセレクションです。
この間、ほぼ毎回演奏して来た曲がいくつかあり、今回のセレクションはそのほとんどが定番曲と言えるレパートリーによって構成されています。
私の曲にはメロディーとコード進行が決まっていてもそれらを1曲の中でどのように紡いで行くかについてはその時々の気分で自由に決めるものが多く、さらにテンポ感の変化の仕方はおそらく他にはなかなかない感覚だと思います。

曲のテンポが伸び縮みする感覚はクラシックを勉強して来た人にとってはごく当たり前のものですが、自分の曲にはクラシック音楽のようにフレーズから導き出されるテンポの伸縮という要素も多少あるものの、それよりも非常に感覚的にテンポが変化します。例えばジョギングをしていて少しペースを上げ過ぎたから落とそう、とかプールでゆっくり泳いでいたけどちょっと速くしたくなった、のように瞬時の閃きの積み重ねで1曲が紡がれて行きます。その時々の呼吸感のようなものでもあります。さらに、ソロなのでこうしたい!と思った瞬間に変えることができるのも大きな喜びです。

ただ、一定のメロディーとコード進行がある以上外してはしまえない曲の器に対して、まだ見ぬ世界を見たい、もっと自由でいたいと思う感覚をどのように融合して行くかについては随分長い間試行錯誤して来たのですが、去年あたりから一歩進んだ答えが見えて来たように感じていました。そして、今回アルバムを作るタイミングはその答えが見えて来ることで自分の音楽表現が新たな局面を迎えて行く過渡期に当たっていて、そこを完全に通り過ぎてしまったからでは遅いと思っていました。

一昨日の演奏中、全ての場面での実現は叶いませんでしたが、どこまでも淀みなく流れる水や瑞々しく滴り落ちる雫そのものになったかのような演奏が以前よりも楽に出来ていることに気付きました。より自然体でいられるようになったのかもしれません。
一昨日の演奏テイクからセレクトしたライヴ・アルバムも作れそうな気持ちで、それは今回のライヴ・アルバムとはまた違う印象を与えるはずですが、やはりその前にこの数年間の自分のソロライヴ活動を総括しておく必要があって、その先に初めて感じる境地だったのだと思います。

できれば最新の演奏を聴いていただきたいところですが、この数年間の私のフォトアルバムを見るような感覚で今回のアルバムを聴いていただけたら嬉しいです。

次回のソロライヴは今週末の7/7(土)大塚GRECO(19:00start)になります。都内でのソロライヴの機会はもう年内にはないかもしれないので、どうかお聞き逃しなく!(次回のStudio WUUは11月の予定です。関西では8/5神戸・青谷音楽堂が決定、さらに11/11には高槻・STUDIO73でも開催予定です。)

P.S. 7/1の動画をごく一部ですが編集してアップロードしてみました。ここからYouTubeへのリンクはできないようなのでURLを記載しておきます。宜しければ是非ご覧ください。定番曲「竹富島のおもひで」へのイントロダクション部分です。自然の美しさとともに自然への畏敬の念、災害をもたらす脅威をも感じながら…

https://youtu.be/gM1_lclhJTs

イメージ 1



New CD発売告知期間中、ライヴ、コンサートのスケジュールに関しましてはお手数ですがSchedule18年1月~欄をご覧下さい。




すでにFacebookやTwitterなどで告知を始めていますが、この度ソロ・ピアノ・アルバムとしては約13年ぶりとなるCDをリリースすることになりました。

この数年、柏Studio WUUと大塚GRECOでソロ・ライヴを続けて来ましたが、近年はあまり新曲が作れなくなってしまい、時々作れたとしても自分の心に本当に響いて来るものはごく僅かでした。その代わり、年齢を重ねても飽きることなく向き合うことのできる過去の楽曲を繰り返し演奏することで、その時々の心境を音に託しながら新しい展開を模索して来ました。

昨年頃からそうした積み重ねが新たなステップに向かう兆しを感じ始めました。
今年に入って早々、いくつかの録音音源を聴き直すうちに、これまでライヴの記録として個人的にストックしておいたこれらの音源を1つのアルバムにまとめてみたいと言う思いが湧き上がって来ました。ただ、最初はアルバム1枚分の音源を単にCD-Rに焼き、毎回録音していただいたStudio WUUへの感謝のしるしとして、ライヴ会場限定で手売りしてみよう…と言う発想でしたが、Studio WUUのマスターの阿部さんに許諾を得ようと連絡したところ、会場での手売りに留めずに是非多くの人に聴いていただきたい…とのお返事をいただき、初めてCD-RではなくCDとしてこの音源を世に問うことを真剣に考え始めました。

詳しくはお手にとっていただいて…と言いたいところですが、まだAmazonや全国のCDショップでの販売のめどが立っていませんので、しばらくはライヴ会場などでの手売りが中心になります。この場での通販も検討中ですが、私自身が発送の手続きをすることになるため、多くは受け付けられないと思います。そのため正式なフォームは作らないかもしれませんが、メッセージをいただいた方への通販に関してはできるだけ早く対応できるようにして行きたいと思っています。

今は7/1の柏Studio WUUのソロ・ライヴに合わせてのCD到着を待っている状態ですが、販売に先駆けてアルバム・ジャケットの画像を公開します。数年前よりソロ・ライヴ用のポストカード、フライヤー、映像作りなどを何度かお願いして来た、アニメーション作家の廣安正敬さんにデザインをお願いしました。アルバム・タイトル「Divine Destiny(神から与えられた運命…の意)」は少し大げさに響くかもしれませんが、最初にポストカードのデザインをお願いする以前から私の3枚組ソロ・アルバム「Sweet Radiance」を愛聴していただいていた廣安さんが、私の演奏から感じたイメージをこのタイトルに託して下さいました。仮にもそのような神から与えられた使命のようなものを十分に果たしているとは決して言い難いのですが、少なくとも若い頃から孤高のピアニストとしての道を歩み続けて来た自分に対しての最大の賛辞を表しているタイトルだと思いましたので、畏れ多くも使わせて頂くことにしました。

長くなってしまいましたが、新しいCDを通じてこれまで私のピアノをお聴きいただいた方々、そして新たに出会う方々とのご縁がさらに続いて行くことを願っています。

2018年6月 Febian Reza Pane

↑このページのトップヘ