Febian Reza Pane Live Information

ピアニスト・作曲家、フェビアン・レザ・パネのコンサート、ライヴ情報を掲載しています。Yahoo Blog閉鎖に伴い、旧ブログの内容をこちらに引き継ぎ2019年10月にスタートしました。

2010年05月

シンガポールは1965年にマレーシアから分離独立した都市国家です。
でも住民の7割以上は中国系なので前述のフード・センターにあるお店も圧倒的にチャイニーズ。シンガポールといえばチキン・ライス…92年にしばらく滞在した時も、メニューが良く分からないので結局お昼は大概チキン・ライスを頼んでいた記憶があります。

先月1週間ほど滞在した香港は東京以上に建物が密集していて人ごみもすさまじく、まさに逃れられない都会の喧噪のまっただ中に自らを放り込んでしまった印象でしたが、シンガポールはと言うと熱帯ののんびりした風土の中に人工的に整備された街並が程良い秩序を与えていて、意外と快適に過ごせる都会と感じました。

移動のバスの中から見る景色には熱帯の木々が常に点在していた上に、それらの1本1本には熱帯雨林を形成し得る繁殖力を伴う見事な存在感があったため、整然とした街並につきものの空虚感はかなり和らげられていました。                                                                                       
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イメージ 3人々の気質も甲高い声で早口にまくしたてる香港人と違い、概して穏やかでおっとりした口調。
人種的には中国系であっても、やはり風土的にはマレー半島に位置する熱帯の民。どこか安心する感じがしたのは、必ずしも自分がインドネシアの血筋を引いているという理由だけではなかったような気がしました。

そんな気質の差が料理にも表れているのでしょうか…全体に香港よりも味付けが控え目で優しい感じがしました。もちろんまだ自分が試していない辛い料理もたくさんあると思うけど、香港が良い意味で攻めて来るパンチのある料理だとするとシンガポールの中華はもう少し優しく包み込んで来るイメージ。まだ一概に決めつけることはできないので、これはまた次回の旅の時の宿題に…7月にリサさんのマレーシア公演が決定しているので、その時はできたらマレーシアからシンガポールまで列車で旅してみたいと思っています。

さて、最後はもう少しだけ写真を載せておきます。

(1)シンガポールにもただきれいに整備されただけではない場所もあります。リトル・インディア近くのムスタファ・センターの前にて。

(2)帰りのチャンギ空港にて。BENGAWAN SOLO(私が唯一子供の頃から知っていたインドネシアの有名な曲。今回のコンサートでも演奏し、私は恥ずかしながらインドネシア語で少し歌わせてもらいました)という名前のお店を見つけ、リサさんといろいろ試食。クエ・バンキッというココナッツ風味のお菓子を買いました。クエはインドネシア語で「お菓子」を意味します。

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小野リサさんのシンガポール公演に行って来ました。
今回は往復とも香港経由で移動に時間がかかったため、現地滞在は正味1日ちょっとしかありませんでした。

シンガポールには(だいぶ前ですが)92年に仕事でしばらく滞在したことがあり、リサさんの公演でも2006年10月に行ったことがあったのですが、今回はこれまでと違う印象を持ちました。以前はきれいなだけであまり印象に残らなかった街並、おいしいけど特に異文化体験以上の意味を持たなかった食事の一つ一つがとても新鮮に映り、人々も都会にしては穏やかな気質でどこかホッとする感じがしました。

多分この半年の間に中国を何度も訪れ、先月は香港にも1週間滞在することで価値観の基準が以前とは少し変わったのだと思いました。日本から見るシンガポールでなく、中国を通して見るシンガポールへと…

詳しいことはまた機会を見て書きますが、まずは少し写真を載せておきます。


(1)滞在したホテル近くのTanjong Pagar Roadで。シンガポールは赤道に近く、もちろん1年中夏です。このところ毎日のようにスコールがある不安定な天候だったそうですが、今回はずっと安定した夏空でした。

(2)演奏会場近くより。有名なマーライオンが写真中央にかすかに見えているのがお分かりでしょうか?マーライオンは2002年に場所を移したとのこと。確か以前の場所の方が遠くからでも見つけやすかったはずです。

(3)シンガポールにはホーカーズと呼ばれるフード・センターがたくさんあり、たくさんある中から好きな店で注文をして近くの空いた席に座って料理が来るのを待ちます。これはコンサートの後の打ち上げに連れて行っていただいた、ニュートン・サーカス・フード・センター。

(4)これは上記のフード・センターではなく、ホテル近くのマックスウェル・フード・センターでお昼に食べたチキン・ライス・セット。4.5シンガポール・ドル(約310円)で大満足でした。

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